運営会社:アグナス株式会社

駐輪場経営は儲かるのか

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駐輪場を商売として考えています。しかしメイン収入とするには不安がありますから、まず遊休地で駐輪場経営を実証実験としてはじめてみました。もともと遊んでいた土地があったので気楽に始めることができました。土地があるかどうかで初期費用が大きく変わってきますから、土地を持っていて設備も最小限のものにすれば費用も安くスタートさせることができます。自転車1台あたりの駐輪スペースは、幅60cm、長さ190cmで面積1平方メートル以上と決められていますから単純に台数×1平方メートルの土地が必要になります。商売として考えると、駐輪場経営というのはまず在庫がありませんから、そこも気楽です。

では実際の利益はどうかというと、粗利の率は高いのです、経費はほとんどかかりませんので。全国的にみると、月極契約で2500円から3500円が相場なようですが、私のところは1台3000円としました。12坪ほどの小さな土地ですので、固定資産税もそれなりです。駐輪台数は25台で、8割程度稼働しておりますから利益は十分にでています。また駅近くで夜も明るいので、それなりに利用者も確保できています。月極としたことで、定額収入となっていますから、そこも安心感につながっております。少し高めの料金設定としているのは、場所が良いことと、防犯カメラなどの設備もしっかり整えていることによります。ですが、それが利用する方に安心感を持っていただいているようです。

 

ただし、それはうまくいっている方の駐輪場です。じつはもう一つ駐輪場として始めた場所があるのですが、そちらは利益が挙がっていません。それは商店街の中にあり、それなりの利用者を得られるものと思っていたのですが、客は、お目当ての店舗前に路駐で済ませてしまい、駐輪場を利用しようとする人は少ないのです。商店街によっては路駐を厳しく注意するところもあり、そういうところは駐輪場利用率も高いのですが、私の土地がある商店街ではまだ路駐を見て見ぬふりをしており、美化への意識も低いようです。その辺りは事前にリサーチする必要があると考えます。