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駐輪場の必用性を感じて

駐輪場の必用性を感じて 駐輪場の必用性を感じて

昔は自転車など路駐が当たり前の時期があり、あまりの放置自転車の量が社会問題化したのは1970年代のことでした。いまでも完全に解決はしていないのではないでしょうか。自転車利用のトップは買い物利用だそうです。国の調査データでは自転車利用目的の約43%が主婦の買い物、通勤通学利用が約33%となっていますから、つまり放置自転車は商店街もしくは駅周辺に集中するということですね。

ただ、私の家の近くにある駅周辺には放置自転車は見当たりません。以前にはあったのですが、市の撤去作業と、自転車の路駐禁止が徹底されているからだと思います。

しかし、自転車の利用が無くなったわけではありません。本当は自転車を利用して駅まで行きたい方は多いらしいのです。先日、身近なところから自転車利用の要望を聞きました。その方は知り合いの息子さんなのですが、通学のために駅まで自転車を使いたいが駐輪場がなく、撤去が怖くて路駐はできないので、自転車を置かせてくれる場所を探しているとのことでした。

それを知った土地所有者の方が、駅裏にあたる土地の一部を駐輪場として提供することに。自転車はスペースをとらないので、狭い土地ですが30台が駐輪することができます。形態としては無人の時間貸駐輪場にしました。

理由は、管理する手間を考えるとあまりそこに手をかけられる管理人がいなかったから。そして、本格的に儲けようとは考えていませんでしたので、利用してもらいやすいように必要な時間に対してその分の料金に設定することに。みなさんのお役に立ちながら少しばかりの小遣い稼ぎが出来るつもりでいましたが、結果的に今では当初想定していたよりも高い収益となっています。大きな手間をかけずに収益としても見込めるのは駐輪場経営の良いところかもしれませんね。