我々の商店街での自転車駐輪の問題は以前から対策が必要だと言われていました。自転車に道幅を狭くされ、ひどい時には車の通行の妨げになっていたからです。そこで、道路への自転車の駐車に関して禁止区域を設け自転車が一掃されることになったのです。その市の放置自転車対策は市民としては理解できますが、商店街としては自転車客の減少は売上にダイレクトに反映されるため、歓迎できませんでした。

そこで自前の駐輪場の設置をなるべく早く実施したいと考え、商店街の活性化の目玉にすることにしました。まず商店街周りの空きスペースに駐輪スペースを整備し、最低でも200台分は確保すること。また商店街利用者以外の不正駐輪自転車は排除すること。そして、他の商店街へ流れたお客様にもう一度戻ってきていただくことを目標にしました。

みなと相談のうえ、駐輪場設置の専門業者であるアグナスさんに最大限のアドバイスをしていただきました。商店街店舗とお客様の動線を考えた場所設定を一緒に考えていただき、また不正駐輪排除のための課金式機械駐輪場とし、工事のスケジュールも営業時間をさけ、かつ短期間で施工するようにしていただきました。

それまでは単なる空きスペースを利用していた店舗周りの駐輪スペースには放置自転車や商店街利用者以外の不正駐輪もあったと思います。まずそれらが無くなり、きちんと整備された駐輪場は商店街を利用しやすい位置に設置していただいたため利用者にも喜ばれ、また街の景観も良くなり商店街のイメージもかなり良くなったと思います。実際にそれは売上の向上にも役立っており駐輪場の設置は本当に良かったと思います。