2006年の道交法改正以降、二輪車に対する駐車違反、路駐への取り締まりが強化されています。それによって、いままで路駐で済ませていた二輪車も駐輪スペースをきちんと確保する必要がでてきました。

そのために駐輪場の需要が高まっているのは確かなのですが、高級バイクの専用駐輪場はそれとは別な理由で供給が求められているらしいのです。

高級バイクは200万以上、300万以上する高価なものですが、それに対してセキュリティは非常に脆弱です。それは致し方ないことかもしれません。運転席がドアでロックされている自動車と比べて、全てがむき出しなのですから。盗難されなくても、常にいたずらの心配が付きまといます。駐車スペース、盗難、いたずら、これらの心配からバイクを手放したり、購入をあきらめる方も多いのです。

そこで最近需要が高まっているのが高級バイク専用の駐輪場です。これは最近の不動産投資ブームの一角を占めるくらいの分野に成長しつつあります。ですが需要に供給がまったく追いついておらず、現状では足りていないそうですね。

私が考える高級バイク専用駐輪場を経営するメリットは、まず高級バイクのオーナーは社会的信用のある中高年層のかたが多く、優良顧客となる確率が高いことです。また一度賃貸契約を結べばそれこそバイクを手放すことになるまでずっと借り続けてくれます。

さらにバイクは月に1回程度、ツーリングに行くために使用するものですから場所は出発点として不便でないところであればどこでも良いのです。それこそ高速道路の入り口近くなどは逆に理想的な場所となりえます。普段なら使用目的に困るような場所が逆に生きてくるケースが多く見られるのが高級バイク専用駐輪場です。バイクのオーナーさんは場所よりもセキュリティの頑丈さを優先されているようで、使用目的に困っていた空き土地も高級バイク専用駐輪場として活用できております。