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駐輪場経営者にトラブルはつきもの?よくある5つの失敗と対策案を紹介!

駐輪場の経営を考えている方の中には、トラブルの解決方法について悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか?

今回は、駐輪場経営によくあるトラブルを5つ紹介します。トラブルを発生させないための対策案も解説しますので、円滑に駐輪場を経営したい方はぜひ参考にしてみてください。

駐輪場経営で発生しやすいトラブルTOP5

駐輪場では日常的にさまざまなトラブルが発生します。円滑な運営のためにも、トラブルの内容を事前に把握しておくことは大切です。

ここでは、駐輪場経営で特に発生しやすいトラブルを1位〜5位に分けて解説します。

第1位:料金回収・未払いのトラブル

駐輪場の経営でもっとも多いのが、料金の未納に関するトラブルです。月極タイプ・時間貸し駐輪場でトラブルの内容は異なります。

月極タイプの駐輪場で発生するトラブル

月極タイプで発生しやすいトラブルとしては、以下のようなものが挙げられます。

  • ⮚ 駐輪料金が期日までに支払われない
  • ⮚ 口座の引き落としができない

毎月一定額を徴収する月極タイプでは、借主が意図的に駐輪代金を支払わないケースが考えられます。月2,000円の駐輪料金としても年間で12,000円の損失ですから、何台も未払いが発生すると収益を大きく圧迫します。

あるいは借主の意思とは無関係に、何らかの原因で口座の引き落としができないこともあるでしょう。日中は会社で働いている利用者が多く、連絡が取れないことで頻繁に発生するトラブルの1つです。

駐輪場は料金が比較的安く、保証人などを求めることもありません。「期日までに料金を支払う」という利用者の意識がどうしても薄くなります。

時間貸しの駐輪場で発生するトラブル

自動車でいうコインパーキング形式の時間貸し駐輪場で考えられるトラブルは以下のとおりです。

  • ⮚ 料金表示が利用者に伝わりにくい
  • ⮚ 利用者が想定していた料金と実際の料金が異なる
  • ⮚ 利用者が正規の料金を支払うことを拒む

時間貸し駐輪場では利用した時間で細かく料金設定が行われます。シンプルな料金体系の月極駐輪場と比較して複雑になりがちです。

料金に関して利用者からの問い合わせも増えます。正規料金が想定と異なることで、支払いを拒むケースもあるようです。

料金に関するトラブルの解決案

月極駐輪場でも時間貸しタイプでも、運営・管理を管理会社に委託することで業者に対応を任せることができます。

ただ、個人経営の方式をとる場合には以下のような対策が必要です。

駐輪場の種類 トラブルの内容 解決策
月極駐輪場 期日までに支払われない 賃料を前払いにする
時間貸し駐輪場 料金表示が不鮮明
利用者が想定する料金と違う
料金表示を明確にして、分かりやすく表示する

料金表示については看板業者に作成を依頼することになりますが、丸投げではなく利用者目線で看板の出来をチェックしましょう。

「利用者の目線で分かりやすい料金体系になっているか」「金額が見やすく、パッとみて理解できるか」などを重点的にチェックするべきです。

第2位:駐輪場内の事故トラブル

駐輪場内では、自転車と歩行者がぶつかるなどの事故が起きるケースもあります。

  • ⮚ 自転車同士の接触
  • ⮚ 自転車と人の接触
  • ⮚ 駐輪場設備と自転車の接触など

事故の内容にもよりますが、駐輪場設備の破損・故障など、運営に支障をきたすトラブルに発展することもあります。

対人・対物など事故の内容によっても対処方法が異なります。対人の場合、被害者からの問い合わせにも対応しないといけません。対物でも警察への通報や警察からの聞き取りなどの手続きに協力が不可欠です。

駐輪場内の事故で機械設備の破損があった場合は修理費用が発生します。金銭的にも精神的にも頭を悩ませることになるでしょう。

事故に関するトラブルの解決案

事故トラブルを避けるなら、駐輪場を作る時点で事故が発生しにくいレイアウトにする必要があります。駐輪場のレイアウトは業者が行うものです。ただ、ここで業者任せにしておくと、のちのトラブル発生で後悔するかもしれません。

オーナーも利用者の目線に立って「駐輪しやすいか」「すれ違いやすいか」など、事故を防げるレイアウトになっているかを確認しましょう。意図的な事故でない場合、オーナー・経営者が責任を問われることもあります。駐輪場側に責任がないことを利用規約に明記しておくことも忘れずに行いましょう。

第3位:駐輪場の不正使用のトラブル

月極タイプ・時間貸しタイプの駐輪場のいずれも、不正駐輪はよくあるトラブルの1つです。

駐輪場は基本的に管理者や経営者がおらず、無人で管理されています。人の気配がないことで、不正利用や不正駐輪が発生しやすい環境にあります。

  • ⮚ 時間貸し駐輪場で本来の場所以外に勝手に駐輪される
  • ⮚ 月極の駐輪場で契約者以外の人が勝手に自転車を置く

時間貸しで駐輪スペース以外の部分に停められてしまうと、利用者が入庫・出庫できません。

長期間駐輪して放置されるケースでは特に注意が必要です。時間貸し駐輪場だけでなく、月極駐輪場でも起こる可能性はあります。

放置車両とはいえ、勝手に移動することはできません。本来は利用できる人が利用できないことでオーナーのチャンスロスにつながるほか、撤去となると撤去費用も発生するでしょう。

「放置自転車の持ち主に駐輪料金を請求しても支払ってもらえない」

「車両の撤去費用が全額オーナー持ちになってしまった」

このように、泣き寝入りにならないためにも事前の対策が必須です。

不正利用トラブルの解決案

不正駐輪や不正利用のトラブルは、個人で解決することはおすすめできません。問題が解決しないまま、さらに大きなトラブルに発展する可能性があるためです。

不正利用が発生したあとではなく、発生を未然に防ぐ対策を考えましょう。

駐輪場の種類 トラブルの内容 解決策
月極駐輪場 契約していない人が勝手に駐輪する
  • ・監視カメラを設置する
  • ・定期的に巡回する
時間貸し駐輪場 長期間駐輪したまま放置
  • ・監視カメラを設置する
  • ・定期的に巡回する
  • ・不正駐輪できるスペースを埋める

対策として、監視カメラの設置は必須です。監視カメラがないと所有者の特定にも時間がかかります。他の利用者にも迷惑がかかり、稼働率を下げることにつながります。

定期的な巡回で目を光らせたうえで、「不法駐輪は即通報します」といった注意書きを設置するのも効果的です。いずれにしても個人経営で行うには労力も時間もかかります。管理会社に委託することで、煩雑な管理業務を任せることも検討しましょう。

第4位:駐輪場経営でのクレームトラブル

駐輪場を経営していると、クレームの対応は必ずといっていいほど発生します。駐輪場の利用者はもちろん、近隣住民から苦情を受けることもあるでしょう。

不特定多数が利用する時間貸しの駐輪場は、月極タイプと比較してもクレームが発生しやすいといえます。前述の「想定していた料金より高いと感じた」といったクレーム等が想定できます。そのほか「精算機で1万円札が使えない」など、機械の不調でもクレームが発生する場合があります。

近隣住民からのクレームとしては

  • ⮚ 人が殺到してうるさい
  • ⮚ 看板の照明が明るすぎる

などが考えられます。

車と違って音や排ガスが発生しない自転車用のスペースとはいえ、住宅地に近い駐輪場では近隣住民への配慮が欠かせません。

クレームトラブルの解決案

近隣からのクレームの場合は単なるクレーマーの可能性もあるので、必ずしも全てに対応する必要はありません。ただ、基本的に受け取ったクレーム・苦情は真摯に受け取ることが大切です。

特に個人経営では、自分以外に対応できる人がいません。クレームが発生した場合、迅速に対処することが肝心です。クレームの処理をうまくこなす自信がないなら個人経営ではなく、「一括借上方式」「管理委託方式」など業者が管理する方式も検討したほうが良いでしょう。

第5位:駐輪場経営でのゴミトラブル

駐輪場の管理者や経営者は駐輪場にいないことが多いため、ゴミの不法投棄が発生しやすくなります。タバコの吸い殻はもちろん、粗大ごみが捨てられるケースもあるようです。

自動販売機を設置している場合には、ビン・カン以外に生活ごみや燃えないゴミが捨てられているケースもあります。適切な分別ができていないと悪臭を放つようになり、美観を損ねて利用者離れが懸念されます。口コミで噂が広まった結果クレームにつながるほか、新たな不法投棄を呼ぶこともあるでしょう。

管理者の目が行き届いていないことが分かると、自転車の盗難などさらに悪質なトラブルに見舞われることもあります。

ゴミトラブルの解決案

当然のことながら、駐輪場にゴミを捨てられないように定期的な巡回が欠かせません。「ごみの不法投棄厳禁」といった貼り紙だけでも効果があります。犯罪の防止もかねて防犯カメラを設置するなど、監視の目を入れることも重要です。

管理業者に委託する場合、どのような管理体制を敷いていくのかを事前に確認しましょう。

その業者がすでに管理している駐輪場の管理体制を実際に見に行くことで、管理レベルを前もって把握できます。

駐輪場経営でトラブルを防ぐなら管理会社選びがポイント

駐輪場経営でトラブルを未然に防ぎたいなら、個人経営ではなく管理会社に委託するのがおすすめです。見回りが適度に行われている駐輪場なら不法投棄や違法駐輪が発生しにくくなるほか、優秀な管理会社なら利用者とのトラブルを迅速に対応・解決してくれるでしょう。

より良いパートナーを探している方におすすめしたいのが「アグナス株式会社」です。小規模から大規模向けまで、自転車・バイクの時間貸しから月極までとさまざまな駐輪場運営に対応しています。

オーナーの意向に沿った運用方針を提案でき、経営の手間と労力を全て解消させることも可能です。

駐輪場経営で発生したトラブルの解決方法については、「駐輪場経営の管理ってどうしたらいいの?トラブルの解決方法もご紹介!」を参照ください。

駐輪場のトラブル回避には管理会社の活用がおすすめ今回は駐輪場経営で起こりがちな5つのトラブルの対策案を紹介しました。

駐輪場は管理者やオーナーが常駐しない無人の土地活用のため、不正利用やごみなどのトラブルが発生しやすくなります。ただ、事前にトラブルの原因をつぶしておくことで対策が可能です。

まずは、駐輪場経営のトラブルと対処法を知り尽くしたアグナスに相談をしてみましょう。

要約文:

駐輪場の経営を検討している人の中には、トラブルの対策に頭を悩ませている方もいるのではないでしょうか。今回は駐輪場経営にありがちな5つのトラブルと、各トラブルの対策ポイントについて解説します。

参考サイト: