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なぜ駐輪場経営をおすすめするのか?4つのメリットと始める手順について解説!

 

駅の近くに土地を所有している人の中には、活用方法が分からずに遊休地となっている人がいるのではないでしょうか?そこで今回は、土地活用の手段として駐輪場経営をおすすめする理由について解説します。

 

駐車場を経営するメリットや気になる収益についても解説しますので、土地が遊休地になっていることや放置自転車にお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。 

 

土地活用で駐輪場経営をする4つのメリット

まずは駐輪場を経営する4つのメリットからご紹介します。

 

土地の面積・形状・立地を選ばない

まず自転車1台を駐車するために必要なスペースは、幅60cm、長さ190cmで面積1平方メートル以上が必要です。これは自転車を固定するためのラックを含めたスペースです。

 

もともと使っていないスペースや、駐車場の空きスペースを活用するといった目的であれば、駐輪場経営は1平方メートルの土地で始めることができます。人が出入りできるスペースは最低限確保しなければなりませんが、狭小地や車の出入りが困難な土地を活用できることは駐輪場の大きなメリットです。

 

少ない初期費用で始められる

駐輪場経営は、少ない初期費用で始めることができます。これは「一括借上方式」という方法で業者に委託することで、初期費用や維持管理費が不要もしくは少額になるからです。

 

自身で駐輪場経営を始める場合は、規模にもよりますが、アスファルトの舗装費用等の土地整備費や看板設置費用、機器の設置工事費等により、300万〜500万円ほどの初期費用が必要になります。それでも駐輪場の利回りは30〜50%といわれているので、投資物件としての条件は優秀な部類に入るのではないでしょうか。

 

駐輪場経営の利回りについては、「駐輪場経営で40%の利回りは可能?月極とコインの特徴をそれぞれ解説!」を参照ください。

 

収益が安定している

駐輪場経営は収入が安定するといわれています。理由としては、駐輪場の利用者が会社員や学生のような、定期的に駐輪場を利用する層だからです。ただし安定した収入が得られるように、駐輪場を設置する場所を選ぶことはもちろん、周囲の相場を意識した料金設定にすることが必要です。

 

駐輪場の経営に際して不安があるようでしたら、実績が豊富で安心して任せられるプロの業者へ相談することをおすすめします。

 

他の活用方法に転用しやすいため、リスクが低い

駐輪場を自身で始める場合は工事費等の初期費用が必要なため、少なからずリスクが伴います。しかし不動産投資と比較すると、投資金額がゼロ1個分ほど少なくて済むので、投資額の面ではリスクが低いといえます。もし初期投資をリスクと考えるのであれば、先述した「一括借上方式」を選択することで、駐輪場の利用状況によらず、委託業者から毎月決まった収入を得ることができます。

 

また駐輪場の経営がうまくいかない場合や、土地を他の用途に使用することになったとしても、更地に戻すための大規模な工事が必要ないことも、駐輪場経営のリスクが低いといわれる理由のひとつです。

 

土地活用で駐輪場経営をするデメリット

一方で、駐輪場経営にもデメリットはあります。

 

収益性が低い

駐輪場の大きなデメリットは、駐車場経営や不動産投資に比べて収益性が低いことです。理由は契約単価の低さにあります。駐車場であれば毎月15,000円や20,000円、マンションであれば10万円前後の収益を得ることができますが、駐輪場の場合は1台1カ月あたり2,000〜3,000円が利用料になります。初期投資が少なくて済むのであれば、収益が少なくても仕方がないと割り切れるのであれば、駐輪場経営をおすすめします。

 

立地による影響を受けやすい

先述したとおり、駐輪場経営において立地選びは最も重要です。しかしどれだけ好立地の場所を選んだとしても、周囲の状況が変化すると利用者の状況も変化します。近くに値段の安い駐輪場やショッピングモールが建設されると、駐輪場の利用者数は変化します。そのため定期的に周囲をリサーチして、影響への対応策を考えておきましょう。

 

駐輪場を経営する方法

ここからは駐輪場を経営する際の料金形態について解説します。駐輪場の料金形態には大きく分けて2種類あり「月極駐輪場」と「コインパーキング」に分かれます。

 

月極駐輪場とは

月極駐輪場は、ひと月単位で契約期間を設け、契約した利用者に限りいつでも駐車できるという契約形態のことをいいます。利用者からひと月分の利用料を受け取ることができるので、安定した収益を得ることができます。

 

月極駐輪場に適した立地条件

月極駐輪場に向いている立地は、駅の周辺やオフィス街です。駅の周辺であれば学生や会社員の利用が見込めるため、定期契約であっても、ニーズが見込めるでしょう。はじめは無料で駐輪場を開放して、利用者のデータが取れれば月極駐輪場に変更するような方法もおすすめです。

 

コインパーキング

一方のコインパーキングは、数時間または1日単位で料金を徴収する方法です。こちらは事前に契約しなくても必要なときに利用できるので、利用者の変化が激しい場所に設置するといいでしょう。当然収益は不安定になりますが、月極駐輪場よりも利用料金を多く徴収できるので、設置場所によってはコインパーキングのほうが向いている場合があります。

 

コインパーキングに適した立地条件

コインパーキングに向いている立地は、駅や商業施設のような、短時間の駐車ニーズがある場所です。駅近くや商業施設については短時間のニーズが高く、定期的に駐輪場を利用しない層に向けて事業を始めるのであれば、コインパーキングがおすすめです。

 

駐輪場の3つの運営方式

駐輪場を運営する際は、

  • 自営方式
  • 管理委託方式
  • 一括借上方式

 

の3種類から運営方式を選びましょう。

 

駐輪場の種類

メリット

デメリット

自営方式

・手数料がいらない

・収益が上がる

・管理が大変

・24時間対応しなければならない

管理委託方式

・管理をプロに委託できる

・管理費が必要になる

・空きが出ると減収になる

一括借上方式

・管理をプロに委託できる

・初期費用が不要になる

・収益が一定になる

・管理委託方式よりも高い管理費が必要になる

 

自営方式

自分ですべて準備して、運営を行う方法です。初期費用の負担やトラブル時の対応まですべて自身で行う必要がありますが、手数料の削減により増益につながります。しかし実際は、夜間のトラブルに対応できず管理委託方式へ移行する場合がほとんどです。

 

管理委託方式

駐輪場の清掃や料金の徴収は自身で行い、トラブル時の対応のためにコールセンターや機械メンテナンスの管理費のみを負担する方法です。できるだけ自身で駐輪場経営を行いたい方におすすめです。

 

一括借上方式

所有する土地を業者へ貸すことで、初期費用の負担からトラブル対応まですべて業者に委託する方法です。使っていない土地を活用して収益につなげたい方や、駐車場の空きスペースを活用したい方に人気の方法です。

 

土地活用で駐輪場を経営開始するまでの流れ

実際に駐輪場経営を開始するには次のような流れになります。駐輪場経営は、立地条件が最も大切な成功要素になるので、信頼できる業者へ相談することをおすすめします。

 

  1. 業者に相談する
  2. ヒアリング・現地調査
  3. 提案された経営プランを比較・検討する
  4. 工事終了後に駐輪場経営開始

 

業者に相談する

まずは信頼できる業者へ相談しましょう。自身でも周辺状況の調査を行うことは可能ですが、現場の知識が豊富なプロへ意見を聞くことで、自分では見落としていたことに気づけるかもしれません。

 

ヒアリング・現地調査

自身が所有している土地をどのように活用したいかを相談しましょう。その後、土地の周辺状況やニーズの調査なども依頼できます。

 

提案された経営プランを比較・検討する

調査をもとに提案されたプランを検討しましょう。駐輪場の台数やレイアウト、契約内容、賃料などをしっかり確認します。もしその提案に納得がいかなければ、他の業者へ相談して再度見積もりを取ってもいいかもしれません。

 

工事終了後に駐輪場経営開始

提案内容に納得すれば工事が始まり、駐輪場経営のスタートです。経営を始めてからも周囲の状況には目を配り、料金設定や料金形態など臨機応変に対応しましょう。

 

駐輪場経営業務の注意点については、「駐輪場経営の業務に関する疑問を徹底解説!必要な業務と注意ポイントは?」を参照ください

駐輪場経営は事前準備が最も大切

ここまで駐輪場を経営するメリットをご紹介してきました。狭小地でも開業できることや、収益が安定していることなど、どれも駐輪場の大きなメリットなので、駐輪場経営を考えている方の参考になれば幸いです。

 

駐輪場経営の成功の鍵は、「駐輪場を設置する場所」と「委託する業者を間違えないこと」です。大切な土地を活用して事業を始めるのですから、事前準備をしっかりとして、安定した収益を狙いましょう。

駐輪場経営でお悩みの際には、アグナスへご相談ください。

 

 

要約文:

駐輪場経営は儲からないといわれていますが、設置場所と料金設定によっては安定した収益源になりえます。この記事では駐輪場経営ならではのメリットをお伝えします。

 

参考サイト: