土地活用の相談窓口は市役所？専門業社？おすすめの相談先を紹介

投稿日 24.07.05

土地活用について、どこに相談したらよいのかわからない方もいるでしょう。市役所で相談できる内容は土地の規制や法律がメインであり、それ以外は専門業者への相談がおすすめです。この記事では、土地活用を検討する際のおすすめの相談先と相談時のポイントを紹介します。

土地活用の相談先

土地活用の相談先は、大きく分けて「不動産会社・ハウスメーカー・工務店」「デベロッパー」「駐車場管理会社・運営元の会社」の3つあります。土地の活用方法によって最適な相談先が異なるため、違いや特徴を把握して判断しましょう。

不動産会社・ハウスメーカー・工務店

戸建やアパートなどの賃貸事業に土地を活用したい場合は、不動産会社やハウスメーカー・工務店への相談がおすすめです。

相談先	特徴
不動産会社	・中〜大規模な土地活用が得意・土地の査定・売却が可能
ハウスメーカー	・小・中規模の土地活用が得意・設計〜施工・メンテナンスまで全てサポート
工務店	・地域密着型で小・中規模の土地活用が得意・柔軟な設計が可能

土地の査定と売却に適している不動産会社は、中〜大規模の土地活用の相談を得意としています。一方、小・中規模の土地を活用する場合は、ハウスメーカーもしくは工務店への相談がおすすめです。また、施工時の費用を抑えたいときはハウスメーカー、自分好みの賃貸を建設したいときは工務店が適しています。賃貸事業でも相談先によってそれぞれ特徴が異なるため、土地の大きさや特徴をもとに判断しましょう。

デベロッパー

マンション経営をしたい方は、大規模建設を主体としているデベロッパーに相談するのがおすすめです。デベロッパーは建設のみにとどまらず企画や収支計画も立ててくれるため、土地に見合った提案を受けられ、経営のイメージを膨らませられます。ただし、立地条件によっては相談に乗ってもらえないケースもあります。デベロッパーは条件がよい土地を持っている方におすすめの相談先です。

駐車場管理会社・運営元の会社

駐車場・駐輪場経営や介護施設経営のような特定の分野で土地活用をしたい方は、専門知識を有している管理会社や運営元の会社に相談しましょう。専門の会社は最適な活用方法や経営の仕方・料金プラン・収益の見込みなど、幅広く相談に乗ってもらえます。なかでも、駐車場・駐輪場の経営は初期費用を抑えられ別事業への転用もできるため、手軽にはじめられる土地の活用方法です。駐輪場・駐車場経営に特化している「CYCLE PLAZA」では、約5万台以上の実績から最適なプランを提案しています。初期費用を抑えて土地活用したい方は、ぜひ一度ご相談ください。

土地活用における資金面の相談先

土地活用における資金面の悩みは「ファイナンシャルプランナー」「金融機関」「税理士」「弁護士・司法書士」などの、専門資格を有する方への相談がおすすめです。専門的な知識や過去の経験により具体的なアドバイスをもらえ、スムーズに次のステップへ進めます。

ファイナンシャルプランナー

土地活用における資金繰りや融資・税金についての悩みは、お金の専門家であるファイナンシャルプランナーに相談するのがおすすめです。企業に属していないファイナンシャルプランナーであれば、中立的な立場で的確なアドバイスをしてくれるでしょう。不動産や運営会社などから提示された金額の妥当性も判断してもらえるため、幅広く相談できます。

金融機関

土地活用コンサルティングのほか、ローン・運用・管理・処分について相談したい方は、金融機関に相談しましょう。金融機関は調査をしたうえでどのように土地活用をしたらよいか、第三者目線でアドバイスをしてくれます。融資も相談しやすく、申し込む際の手続きもスムーズにおこなえます。

税理士

大きさに比例して相続税・固定資産税などの税金が嵩む土地は、税理士に節税対策を相談するのがおすすめです。土地活用を始める前に税理士へ相談することで、あらかじめいくら節税できるのかを明確に知れます。

弁護士・司法書士

土地に建物を建築する際はクリアしなければいけない法律があるため、弁護士や司法書士に相談しておくとよいでしょう。弁護士や司法書士は、建築関連法案以外にも法律的なトラブルや相続や複雑な登記の手続きについて相談にのってくれます。

相談する際のポイント

土地活用について相談する際は要望を明確にし、土地についての情報を正確に伝えることが重要です。企業によって得意不得意な分野や対応力には差があり、必ずしも提案が妥当とは限りません。複数の企業に相談し「費用や提案内容が適切か・ビジネスモデルとマッチしているか」を見極めましょう。

相談する流れ

いずれの相談先においても、土地活用を相談するときは以下の流れでおこないます。

相談日時を決める
必要書類を渡して要望を伝える
アドバイスや提案を受ける
契約する

相談する際は聞きたい内容を明確にし、資料を揃えておくことが重要です。事前に情報収集をおこない内容を明確にしておくと、的確なアドバイスや提案がもらえます。相談時に土地の正確な情報を伝えられるよう、以下の書類も準備しておきましょう。

権利書
登記簿謄本
測量図

契約する際はプラン内容だけでなく、企業規模や実績・評判なども踏まえたうえで検討するのがおすすめです。

まとめ

土地活用の相談先は不動産会社のほか、ハウスメーカー・工務店・運営会社・税理士・弁護士などがあり、相談内容によって頼りにすべき相手が異なります。まずは、相談内容と依頼する可能性のある内容を明確にし、それに合う相談先を選びましょう。相談する際は、土地の情報や要望をまとめておくと的確なアドバイスをもらえます。土地活用の業者検討に進んだ際は複数社に相談し、費用や提案内容を比較検討するのがおすすめです。さまざまな相談先を活用し、最適な土地活用方法を見つけてください。