土地を相続したものの、どう活用しようか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。 土地を活用せずに放置してしまうと、税金を支払い続けなければいけないほか、場合のよっては次の世代にまで迷惑をかけてしまう恐れがあります。そこで、今回の記事では相続した土地の活用方法や、土地を活用するメリット、また注意点などについて紹介します。

相続した土地の活用方法

ここでは相続した土地の活用方法について、みていきましょう。

駐車場

相続した土地をアパートやマンションに建て替える場合、高額な建築費がかかってしまいます。一方、駐車場であればアスファルト舗装や砂利敷きなど、それほど初期費用がかからずに済むでしょう。 また、固定資産税などの税金以外に維持管理費用がほとんどかからず、いざとなれば売却しやすい点もメリットといえます。ただし、立地選びが極めて重要であるほか、経費がほとんどかからないことから所得税や住民税が増えてしまう恐れがある点に注意が必要です。 駐車場として活用する場合は収益性やメリット、デメリットをきちんと理解し、下調べもきちんと行うようにしましょう。

戸建て貸家、アパート

相続した土地が30坪以上ある場合、小規模のアパートを経営するのもひとつの手です。昨今では戸建ての貸家に対する需要が高く、安定的な入居率を維持できれば一定の収益が期待できます。 ただし、駐車場に比べると初期費用が高額となるほか、立地によっては空室リスクに悩まされる恐れがある点に注意しなければなりません。戸建て貸家やアパートとしての活用を考えているのであれば、ある程度入居者が集まる見込みのあるエリアを選ぶことが大切です。 また、災害が生じた際は建物の修繕費やリフォーム代といった維持管理費が必要となる点も理解しておきましょう。

太陽光発電

空き地にソーラーパネルを設置し、発電した電気を売ることで売電収入を得られます。駐車場やアパートなど、多くの土地活用では誰かに利用してもらうといった集客が必要となる一方で、太陽光発電は日照さえ確保できれば活用しづらい土地であっても収益を得ることが可能です。 ただし、太陽光発電は天候や立地条件によって収益が左右されてしまうことに留意する必要があります。また、自ら発電所を建てる場合は初期費用がそれ相応にかかることに加え、送電線への接続や事業許可などで手続きが煩雑になりやすい点がデメリットといえるでしょう。

相続した土地を活用するメリット

相続した土地を活用する場合に得られるメリットについて、紹介します。

節税対策になる

土地は所有しているだけで一定の税金がかかってしまいますが、土地を活用することで相続税、固定資産税、所得税対策に繋がります。

■税金の節税対策例

・相続税：アパートやマンションにすると土地が貸家建付地になるため、評価額が1～3割軽減される ・固定資産税：賃貸不動産の建築によって評価額が軽減できる ・所得税：経営で生じた費用を必要経費として計上できる

安定した収入が見込める

立地を見極め、その土地に見合った活用法を見いだすことができれば、長期にわたって安定した収入が見込めます。

地域貢献に繋がる

上手に活用できれば、その地域に貢献できる可能性があります。たとえばアパートやマンションを建設すれば人口の流入が見込めるほか、ドラッグストアやコンビニといった施設に建て替えれば地域活性化に繋がることがあるでしょう。

相続した土地をそのままにしておくリスク

相続した土地を活用せず、そのままにしておくことでさまざまなリスクが生じる恐れがあります。

固定資産税を支払い続けなければならない

土地を所有しているだけで固定資産税の支払い義務が生じます。そのため、土地を使っていなかったとしても、毎年一定の税金を納めなければなりません。また、税金の支払いが滞った場合には延滞金などのペナルティが生じる恐れがあるでしょう。

土地の管理責任から免れることはできない

土地を所有している以上、その土地に対する管理責任を負います。万が一放置して荒れた土地でなにかトラブルが生じれば、損害賠償責任に発展する恐れもあることから、こまめな管理を心がけることが大切です。

次の世代に迷惑をかける恐れがある

自分の代で面倒くさいからと放置してしまうと、次の世代に迷惑をかける恐れがあります。たとえば、買い手がつきにくい土地であった場合には、世代が変わったからといって売れる保証はなく、子どもたちが後始末で苦労をすることは明白です。管理するつもりがないのであれば、放置せずに早めに手を打つようにしましょう。

まとめ

今回の記事では相続によって得た土地を活用する方法と、放置した場合のリスクについて解説しました。相続によって得た土地は放置せず、可能であれば活用する方向で検討するとよいでしょう。 また、サイクルプラザは駐輪場および駐車場の運営・管理について約50,000代以上の実績を誇っているほか、運営から施行まで最適なプランをご提案します。空き地の活用に悩んでいる方はぜひ、この機会にご相談ください。