運営会社:アグナス株式会社

駐輪場経営は儲かるの?収入事例と儲けるコツもご紹介します!

駐輪場経営の設けるコツとは

土地活用を検討している方の中には、どの土地活用方法を選択すればいいのかと悩んでいる方もいるでしょう。代表的な土地活用には、アパート・マンション経営、駐車場経営などが挙げられますが、リスクの低い土地活用の方法として、駐輪場経営を検討してはいかがでしょうか。

今回は、リスクの低い土地活用を検討されている方に向けて、駐輪場経営の概要と利益を左右する要素について解説します。実際の収入事例についても紹介しますので、土地活用の方法で悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

駐輪場経営は低リスクで利益獲得を狙えるビジネス!

代表的な土地活用として挙げられることの多い「アパート・マンション経営」と「駐車場経営」。

「アパート・マンション経営」は建物の取得だけでも数百万~数千万円の初期費用がかかりますし、広い土地が必要です。また、室内外の設備には定期的なメンテナンスが必要です。

「駐車場経営」は、平置き駐車場であれば、初期費用は大きくかかりません。しかし、駐車スペースおよび自走スペースをとるための広い土地が必要になります。もちろん、狭小地でも機械式駐車場を導入すれば、駐車可能台数を増やすことができますが、その建設費用は少額ではありません。

駐輪場経営は、狭小地でも活用することができるうえ、「アパート・マンション経営」と「駐車場経営」のように建物や機械設備の建設が必ずしも必要というわけではありません。管理運営にかかる経費もさほど必要ないため、低リスクで利益獲得を狙えるビジネスといえるでしょう。

駐輪場経営の初期費用については、「駐輪場経営の初期費用はいくら?駐輪場経営の始め方をわかりやすく解説」 をご覧ください。

駐輪場経営の利益を左右する要素

低リスクで利益獲得を狙える駐輪場経営。その利益を左右する要素をご説明します。

立地

駐輪場経営は、立地が経営の利益を左右する最重要といえる要素です。まずは、自転車の利用が多いエリアであるかどうか確認する必要があります。駐輪場経営を検討している土地の周辺に放置自転車が多かったり、有料駐輪場があったりするのであれば、自転車の利用が多いエリアである可能性があります。

既存の有料駐輪場の稼働率が高いのに、放置自転車が多いという場合、ニーズがまだあるかもしれません。さらに、駅までの距離を、既存の有料駐輪場と駐輪場経営を検討している土地で比べて、あまり変わらない、もしくは近い立地であれば駐輪場経営に適した土地といえるかもしれません。

経営方式

駐輪場経営の利益を左右する要素として、経営方式も挙げられます。駐輪場の経営方式は、自営方式、管理委託方式(一括借上方式)の大きく2つに分けられます。

自営方式は文字通り、自分で駐輪場経営すべての管理を行う方式です。そのため、設備設置及び管理に至るまで、全ての経費が自己負担となります。なお、管理を管理会社に委託することもできますが、別途委託費用が必要になります。 また、管理委託方式(一括借り上げ方式)は、設備の建設から運営および管理など全てを業者に委託する方式です。そのため、初期費用や管理などの手間や経費がかかりません。キャッシュフローを増やす方法は「収入を増やす」か「支出を抑える」か、2つに1つです。

一括借上方式は、駐輪場経営方式が土地を借り上げて経営をする経営方式です。運営会社と契約した人には、駐輪場の稼働率にかかわらず定額の賃料が支払われます。

規模が大きければ大きいほど、そして稼働率が高くなればなるほど、自営方式は収入増が見込めます。しかし、どんなに規模が大きくても稼働率が低ければ収入減となりますので、収入は不安定となります。また、規模が大きくなればなるほど、初期費用の負担は大きくなります。一方、管理委託方式は、稼働率に関わらず収入は固定となります。

一括借上方式は、収益率は他の経営方式よりも低い傾向にあるため、できるだけ労力や時間を割かずに駐輪場経営をしたい方に向いているといえるでしょう。 さらなる収入増を見込むか、支出を抑えて安定した固定収入を得るのか、どこに重きを置くのかによって選択する管理方法は異なってくるでしょう。

駐輪場経営の利益はどれくらい?個人オーナーの収入事例

自己所有の土地で、平置き(屋根あり)、月極の駐輪場経営を、自己経営方式で行うオーナーの収入事例を踏まえ、管理委託経営方式で駐輪場経営を行った時をシミュレーションします。自転車は15台駐輪できるものとし、駐輪料は月額3,000円/台とします。

自営方式の例

現在、15台中13台の契約があります。1カ月の駐輪場収入は39,000円。毎月、直接契約者から指定口座に駐輪料を振り込んでもらっています。駐輪場経営を始める際、ローン(5年返済、金利5%)を活用して、駐輪場の屋根の設置を行いました。屋根の設置価格は75万円。返済額は毎月14,000円です。その他の経費は、固定資産税以外には経費は掛かっていません。固定資産税を除くと、現在の利益は毎月25,000円となっています。

管理委託方式(一括借上方式)の例

上記の駐輪場経営を管理委託方式で行った場合、収入は、固定賃料36,000円(15台分すべて契約がある場合の8割程度)。この賃料は契約台数の状況に関わらず一定です。初期費用、経費は全て業者負担となりますので、固定資産税等の税金負担以外の負担はありません。つまり、駐輪契約の台数に関わらず、固定資産税を除いた毎月の利益は36,000円となります。

駐輪場経営の利回りについては、「駐輪場経営で40%の利回りは可能?月極とコインの特徴をそれぞれ解説!」 をご覧ください。

適切な駐輪場経営の方法を見極めよう

駐輪場経営は、初期費用や経費が大きくかからず、狭小地でも収入を得られる可能性があるリスクの低い土地活用方法です。土地活用を検討している土地が、駐輪場経営に適している土地か否かを、自分自身で調査して、適切な駐輪場スタイルを選択するのは難しい面もあるかもしれません。

最終的に自営方式で駐輪場経営を行うことを選択するにしても、まずはニーズを把握するために、駐輪場経営をサポートする業者へ相談してみるのも一案です。