広くても狭くても応用できる土地活用アイデア3選！
投稿日 24.04.02
土地は所有しているだけで固定資産税がかかります。そのため、放置していると費用だけがかさんでしまい、非常にもったいないといえるでしょう。また、不法投棄や無断使用などのリスクも無視できません。
この記事では、土地活用アイデアの選び方や押さえておきたい注意点を紹介します。どのような土地でも応用できる土地活用アイデアも参考にしてみてください。
土地活用アイデアの選び方
土地活用のアイデアは数多くありますが、すべての土地で実現できるわけではありません。 まずは、所有している土地で何ができるのかを把握することが大切です。ここからは、土地活用アイデアの選び方を3段階に分けて説明します。
1. できることを確認する
土地の種類によっては、住宅を建てられなかったり建物の高さ制限があったりします。また、土地の主な用途を示す「地目」にも注意が必要です。地目が農地（田・畑）の場合、住宅を建てるなら地目を変更しなければなりません。 土地の区域などはWeb検索か役所への問い合わせ、地目は登記簿で確認できます。まずは、所有する土地をどのように活用できるのか、そのために何かしらの手続きが必要なのかを把握しましょう。
2. ニーズを見極める
土地が駅に近いのか住宅街なのかでニーズは変わります。駅の近くで需要があるコインロッカーも、住宅地ではあまり必要とされません。 また、人通りの多さも重要です。利用数が売り上げとなるアイデアは、全く人通りのないところでは収益につながりません。土地活用では、その土地のニーズや特徴を見極めることが重要です。
3. かけられる費用を確認する
最初にどれくらいの費用を出せるのか、しばらくは活用する土地からの収入がなくても大丈夫なのかを試算しておきましょう。
その際、安定性なのか収益性なのか、目指す土地活用の方向性を明確にする必要があります。
たとえば安定性を重視するなら、費用を抑えられる活用法を選びましょう。また、以下の土地活用法は国や自治体から補助金が出るケースがあります。
・サービス付き高齢者住宅や保育園の経営
・長期優良住宅と認定されるマンション・アパートの経営
・太陽光発電設備の設置
・空き家の活用や解体
補助金は、それぞれ金額や条件が異なるため、自治体のサイトで詳細を確認してみましょう。
土地活用を始める際の注意点
続いては、土地活用を始めるときの注意点を解説します。土地活用にあたっては、少なからず費用や手間がかかります。どれだけ素晴らしいアイデアでも、費用や手間を想定しておかないとうまく土地を活用できません。
リスクを理解する
どのような土地活用法でも、第三者が介在する以上トラブルの可能性は否定できません。たとえば、家賃の滞納や利用者間のもめ事などが考えられます。また、月極の駐車場などは、完成してすぐ満車とはならないでしょう。集客に時間がかかり、想定する収益が上がらない可能性もあります。 土地活用にはさまざまなリスクがあるため、リスクを理解して事前に対策を考えておくことが重要です。
運営コストや手間を考える
土地活用にかかるのは初期費用だけではありません。水道光熱費や機器のリース代など、運営に関するランニングコストが必要です。賃貸経営や施設運営だと、リフォームや設備メンテナンス、清掃などの手間がかかります。どのくらいの手間がかかるのか、誰が対応するのかを考えることも必要です。人を雇う場合は人件費もかかります。月々どれくらいの運営コストがかかるのかを算出しておきましょう。
土地活用のアイデア3選
ここからは、どのような土地でも応用できる土地活用アイデアを3つ紹介します。それぞれのアイデアを組み合わせることもできるため、所有する土地の性質に合わせて検討してみてください。
駐輪場
駐輪場には大掛かりな設備が必要ありません。そのため、初期費用を抑えて短期間で始められます。同様に撤去も簡単ですので、ほかの土地活用アイデアに転用しやすいのもメリットです。収益化が早く撤去も容易なため、活用方法が定まるまで期間限定の運営も可能です。
接地道路や間口が狭い土地だと駐車場にするのは難しくなりますが、駐輪場なら問題ありません。1坪あれば自転車が1台置けるため、狭い土地や多少いびつな形の土地でも駐輪場にできます。時間貸しのコイン駐輪場と月極駐輪場など、周辺の利用ニーズに合わせた活用も可能です。初期費用や運営コストの予算、どれだけの手間をかけられるかなど、バランスを見ながら考えましょう。
駐輪場経営について、詳しくは以下の記事もご覧ください。
土地の貸し出し
管理や運営が難しいなら、土地の貸し出しや売却も選択肢のひとつです。土地を借りた人が建物を建てる場合、建築費用や後々のメンテナンス費用はかかりません。新たな建物が建てられない市街化調整区域でも、資材や重機の置き場として土地だけ貸し出せます。
地目が農地の場合、宅地転用せずに貸し農園とすることも可能です。土地が狭くても交通量が多いところなら、野立て看板の設置もよいでしょう。野立て看板については、自分で広告主を探すのは手間と費用がかかるため、土地の貸し出しをおすすめします。
設備の設置
大きさや形が使いにくい土地なら、ロッカーや自動販売機といった設備の設置がおすすめです。周辺の利用ニーズに合った設備を設置できれば、十分に税金を賄えるだけの収益が期待できます。たとえば、駅や観光地の近くならコインロッカー、住宅地の近くなら宅配ロッカーの需要が高くなります。
人通りがある場所なら自動販売機、ハローワークの近くに証明写真機なども有効です。駅から離れた田舎なら、ソーラーパネルを設置して太陽光発電も選択肢に上がるでしょう。先に述べたように、太陽光発電設備の設置なら補助金が期待できます。
どんな土地でも応用できる土地活用アイデアは「駐輪場」
土地の広さや形、種類によって実現できないアイデアがあるため、まずはその土地でできることを確認しましょう。どのような土地でも活用しやすいのは駐輪場です。初期費用を抑えられ、始めやすい土地活用法だといえるでしょう。最適な駐輪場は土地によって異なるため、駐輪場を検討する際はプロへの相談をおすすめします。
駐輪所を検討している方は、最善の選択肢を提示できる「サイクルプラザ」までお気軽にお問い合わせください。